【新唐人2011年4月21日付ニュース】干ばつが続いている中国山東省では、16日以来、莱蕪市、済南市などで相次ぎ森林火災が発生。18日午前には、済南市と泰安市の境にある泰山で、大規模な森林火災が発生しました。
山東省の済南市と泰安市の境に界首山で、18日午前、森林火災が発生。大陸メディアによると、森林の複数地点から火が出始め、風の強さも手伝って、火の勢いがますます強くなり、泰山方面に燃え広がりました。現地の住民によると、18日午前10時に火災を通報したものの、現地政府が消火活動を開始したときは、すでに12時を過ぎていたそうです。
山東省済南市長清区万徳鎮 住民:「火は山の麓から上に向かって燃えました。山は燃えて黒くなり、木はほとんど燃えました。山に住んでいた人はみな逃げ出しました」
消火隊の食事担当の住民によると、19日昼の時点で、まだ撤退していなかったそうです。
山東省済南市長清区万徳鎮住民:「夕食を作って待ちましたが、消火隊は帰っていません。一晩中眠っていません。卵を1000個ゆで、蒸しパンもたくさん作りました。多分消火が終わってないでしょ」
このほか、16日の夜に発生した山東省莱蕪市の山火事は、17日未明に消し止められましたが、昼ごろ、再び燃え始め、およそ1000人が消火に当たりました。
山東省済南市 市民:「みな緊張しています。乾燥している上、風も強く黄砂も多い、ずっと雨が降らない状態です。この前済南でも山火事が数件起きたし、青島では二人死にました」
観光地で有名な泰山では、19日の昼の時点で、まだ規制はしていないそうです。
新唐人テレビがお送りしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/04/19/a520766.html
(中国語)